野菜の無人販売所が全国で増加!人件費ゼロ・24時間販売で需要拡大中|無人店舗JP

2023.12.06

野菜の無人販売所が全国で増加!人件費ゼロ・24時間販売で需要拡大中

野菜の無人販売所が全国で需要拡大で増加!|無人店舗JP

野菜の無人販売所はコロナ禍以降、よくちまたで見かけるようになりました。非接触でのニーズはもちろん、気軽に24時間、販売、購入できる野菜の無人販売所は全国で急速に普及し、かつ食品ロス削減の観点からも注目されています。 コロナ禍の社会情勢や外部環境の変化が大きく影響を及ぼした、野菜の無人販売所について解説していきます。

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1. 野菜の無人販売所について

野菜の無人販売所について|無人店舗JP

1-1. 野菜の無人販売所について

野菜の無人販売所とは、その名の通り野菜を無人で販売する店舗や仕組みのことをいいます。商品は野菜や果物が一番多く販売されていますが、卵や花、茶葉、加工食品などもよく売られているのを見かけます。販売方法は、簡単な料金ボックスをおいて購入する方法や、ロッカー型のボックスケースでの自動販売、最近では冷蔵の自動販売機を使って販売する方法もあります。

1-2. 野菜の無人販売所の起源と由来

日本の野菜の無人販売は1940年代の高知県の「良心市」が始まりとされます。また80年以上の歴史がありますが、実際に全国的に浸透したのは貨幣が浸透後からで比較的、最近と言われています。
盗難(商品、金銭)のリスクを常に抱えながら販売するので、常に人の良心に委ねられていることから、それが「良心市」の名の由来となりました。また英語圏では「Honesty box(オネスティボックス)」と呼ばれ、こちらは「正直さ」からその名が付けられています。また中国語圏では「無人菜攤」と呼ばれています。

1-3. 野菜の無人販売所の現在と推移

コロナ禍以降、非接触で販売、購入のニーズが求められ、野菜の無人販売所は日本はもちろん世界的にも増加しました。
参考とするのは野菜の無人販売所が含まれる農産物直売所の推移です。その農産物直売所の現在と推移※1を見ていきます。2022年に全国で10,879で、2013年の9,026と比べると約1.2倍と年々増加傾向にあります。野菜の無人販売所が一般化しつつあること、参入障壁も低いことを考えると、野菜の無人販売所は今後も増加するものと考えられます。

※1 参考:農林水産省「令和4年度6次産業化総合調査結果」2022年

2. 野菜の無人販売所の需要拡大の背景

野菜の無人販売所の需要拡大の背景|無人店舗JP

野菜の無人販売所の需要拡大の背景について見ていきます。

2-1. コロナ禍以降の自動販売の需要

コロナ禍以降、社会情勢や外部環境が変化しました。その変化の中で求められたのが非接触、非対面での販売と購入です。野菜の無人販売所はもともとこの形態がとられたため、販売方法の仕組みを変更しないで販売できました。また大きな資金はあまり必要としないこと、既存の形態そのままで販売が可能など参入障壁も低いことなどから、新規で始める方もスムーズに野菜の無人販売所を始められる要因の一つになっています。
今では、屋外かつ冷蔵などに対応した自動販売機が登場し、さらに販売する手段が増えています。

2-2. 24時間営業のメリットとユーザーニーズ

野菜の無人販売所は、商品とその補充体制があれば、24時間無人で営業販売が可能です。それは販売側からすると大きなメリットです。
また顧客側からみれば、コロナ禍での非接触、外食機会の減少の中で、24時間いつでも新鮮な野菜が買える野菜の無人販売所は、ユーザーニーズに沿った店舗といえます。
アフターコロナ後もそのメリットやニーズは続いており、今でも野菜の無人販売所の需要拡大の要因の一つです。

2-3. 健康志向へのシフト

近年、日本では健康的な生活をするために健康維持や病気の予防をする「健康志向」が推奨されています。また「健康志向」は3大志向と言われる「健康志向」「経済性志向」「簡便化志向」の中で最も順位が高い志向※です。また「美食志向」も3大志向に次いで上位となっており。健康と食の志向の意識は年々高くなっています。さらに「サラダ白書2021」によると健康のために意識していることの中で「栄養バランスを整える」「野菜を採取する」が上位を占めており、「野菜」を普段の食事の中に取り入れる意識と機会が増えています。そうした志向と意識の変化の中、いつでも身近に新鮮な野菜が買える野菜の無人販売所は健康志向のニーズにあった店舗形態といえます。

※1 参照:食に関する志向|消費者動向調査(令和3年7月調査)※PDFファイル
※1 参考:野菜の日(8月31日)に合わせ、野菜とサラダに対する意識調査を発表 「サラダ白書2021」|サラダクラブ

2-4. 野菜のフードロスへの関心

フードロスの削減は世界的にも高い関心の一つになっています。2020年のノーベル平和賞に「WFP(国連世界食糧計画)」が選ばれ、日本では2019年10月に「食品ロス削減推進法」が施行されています。またSDGsの目標の中の「2.飢餓をゼロ」「12.つくる責任、つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」はフードロス削減につながるアクションです。大量生産、大量消費、大量廃棄の時代は世界的な規模で終わりつつあります。

また、野菜の多くは鮮度が求められる食品です、そのため食品の中でも野菜はフードロスの関心や対応がより身近な食品であるといえます。また、今まで規格外の野菜の多くは廃棄されていました。その量は野菜の生産量の30〜40%に及ぶと言われてます。野菜の無人販売所は、新鮮な野菜を販売することができ、また規格外などの野菜の販売が受け入れやすい環境にあります。野菜の無人販売所はフードロス削減の取り組みと親和性が高く、その観点からも人々から受け入れられやすいといえます。

3. 野菜の無人販売所を始める際のポイントと注意点

野菜の無人販売所を始める際のポイント注意点について解説します。

3-1. 野菜の無人販売所のポイント

野菜の無人販売所のポイント|無人店舗JP

ポイント1 販売場所

野菜の無人販売所は家の敷地や軒先、農地の一部を利用する、店舗を使って販売するなどいろいろとありますが、人通りや車通りがある場所、その場所の販売ニーズなども考慮するとよいでしょう。また人通りが少ない場合は、のぼりや看板でPRをしたりSNSなど活用するのも一つです。さらに車通りがある場所の場合、駐車場があればお客様は安心して購入しやすくなり、路駐や追突事故などのトラブルも未然に防ぐことができます。

ポイント2 商品

野菜の無人販売所の商品は、もちろん野菜ですが、他に卵や花、茶葉、野菜や果物の加工食品も販売している方も多くいらっしゃいます。ただし下記の注意点に詳しく書いていますが、商品によっては販売許可や資格が必要になるものもあるので事前に確認が必要です。

ポイント3 盗難対策

野菜の無人販売所は良心市とも呼ばれるように人の良心に委ねられます。しかし盗難対策があればより安心して販売できます。防犯カメラや金銭がとられないような工夫や仕組みが必要です。またロッカー型や冷蔵の自動販売機のような形で販売できれば、商品や金銭の盗難は防ぎやすくなります。防犯カメラと組み合わせればより万全になります。

3-2. 野菜の無人販売所の注意点

野菜の無人販売所の注意点|無人店舗JP

注意点1 野菜の販売許可

基本的には加工品でなければ、販売許可(営業許可)は必要ないとされています。ただし以下の場合は許可が必要です。

•野菜の加工品を販売 → 販売許可申請、食品衛生責任者資格 ※1
•他農家や仕入れ先からの野菜販売 → 野菜果物販売業の届け出 ※2
•有機野菜の販売 → 認証機関の検査、日本農林規格が認めている方法で生産のいずれか ※3
※1 「常温で長期間保存しても品質の劣化による食品衛生上の問題がない包装食品や添加物の販売業」は許可は不要
※2 仕入れ先に卸す場合も許可は不要
※3 有機食品の検査認証制度

     

ただし、個人で判断はせず、まずは管轄地域の保健所に必要な届け出や許可、資格などを確認するのが無難です。

注意点2 野菜の品質の管理

無人で販売するため、販売する野菜の品質管理は必要になります。「売れ残り野菜の管理」や「動物や虫の食害」はないかなど注意が必要です。ロッカータイプや冷蔵の自動販売機※を使った販売であればその部分の心配や注意は少なく済むでしょう。

※「無人店舗JP」ではロッカー型と冷蔵タイプの自動販売機を取り扱っています。
自動販売機型無人店舗-無人店舗JP-無人店舗JP』の詳細

4. 野菜の無人販売所が地域活性と小さな経済圏を構築

野菜の無人販売所は、今までと異なる視点で注目されています。それは「経済圏の構築」です。現代社会では人口減少と高齢化が問題となっています。特に地方ではその傾向はより強くなります。
人口減少と高齢化は地方の経済やその活動を低下させてしまいます。そのような中、野菜の無人販売所は、地方の農家や農産物の生産者にとって新たな販路の拡大を促すだけではなく、周辺の住民にとっても、気軽に野菜を購入できる場が増えます。それは人々のつながりを生み、地域の活性に貢献し、小さいながらもその地域に経済圏が構築できます。

5. 野菜の無人販売所の事例

|無人店舗JP

農家さんのご自宅の駐車場スペースで野菜と果物を無人販売

今回紹介するのは東京都日野市の農家さんです。自宅前の駐車場のスペースを活用して、ロッカー型の自動販売機※で野菜と果物を販売しています。
こちらの農家さんでは「農産物ボックス自動販売機」の名前で、野菜(ナス)や果物(みかん)を販売しています。このロッカー型のタイプは野菜の無人販売所でよく見かけますので、実際にロッカー型の自動販売機で購入された方も多いのではないでしょうか?
事例の写真は「みかん」を販売中の時のものです。大きな「みかん」を8個入り200円で販売しています。とってもお得ですよね。もし近所にあったらしょっちゅう買いに行きたくなりますね。またこの農家さんは、のぼりでPRをしたり、パネルスタンドで販売する農産物と自動販売機の紹介し、さらにポップで購入方法の説明をしているなど、お客様がスムーズに購入できるための工夫をしています。こちらの無人販売所は、良心的でわかりやすく、とても好感がもてますね。

地域 : 東京都日野市
販売商品 : 野菜(ナス)、果物(みかん)

※今回は「無人店舗JP」の姉妹サイトの「自動販売機JP」の事例を紹介しています。
野菜自動販売機(ロッカー型自販機)を設置しました-自動販売機JP』の詳細

6. まとめ

·販売方法は、料金ボックスにお金をいれて購入、ロッカー型自動販売機、冷蔵の自動販売機などがある。
·日本の野菜の無人販売は高知県の「良心市」が始まり。
·コロナ禍以降の自動販売の需要と屋外冷蔵対応の自動販売機の登場。
·24時間営業のメリットとユーザーニーズがマッチ、アフターコロナ後も需要は伸びている。
·健康志向へのシフトで野菜を採る機会が増えて、身近で手軽に購入できる野菜の無人販売がニーズにマッチ。
·野菜の無人販売はフードロス削減の取り組みにも貢献。
·人通りや車通りがある場所に設置、のぼりや看板でPR、SNSなども活用。
·防犯カメラや自動販売機を組み合わせて盗難対策。
·基本的には販売許可(営業許可)は必要ないが、必要となるケースもある。
·地方では、野菜の無人販売所が地域活性と小さな経済圏の構築につながる。

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